お部屋探しマニュアル

まずは契約までの流れを知る

1⃣どんな部屋に住みたい？

上手なお部屋探しのポイントは、広さ、立地、家賃など住みたい部屋の条件を明確にしてから探すこと。まずは自分の希望を書き出すことから始めよう。

2⃣どんな物件があるのかな？

相場を知っておくと物件探しが格段にやりやすくなる。インターネットや情報誌などもこまめに見てみよう。気に入った物件を見つけたら、不動産会社に即電話。

3⃣不動産会社で相談しよう

不動産会社には、情報を公開する直前の「出たばかり、ホカホカ」物件も多数ある。希望を伝えてじっくりと探してもらおう。予想外の「掘り出しもの」も見つかるかも。

＊やむを得ずキャンセルしたり、審査に通らなかったらもう一度相談。

4⃣現地を見学

＊やむを得ずキャンセルしたり、審査に通らなかったらもう一度相談。

5⃣申し込み＆契約の準備

気に入った部屋が見つかって入居日を申し込むと、同時に入居者審査相談が始まる。審査には少々時間がかかるが、この間にも契約の準備を進めておこう。

＊やむを得ずキャンセルしたり、審査に通らなかったらもう一度相談。

6⃣重要事項の説明・契約

審査に通ったら次は契約。契約時には重要事項の説明を受けれるので、内容をしっかり確認してから契約書にサインと押印。必要経費を支払って契約成立。

引越しに必要なお金

この内訳は「敷金2か月、礼金2か月、手数料1か月、前家賃1か月】」です。なかには「敷金1、礼金1」という物件もあるので一概に言えませんが、一般的な相場として用意しておいたほうがいいでしょう。つまり、家賃7万円前後のワンルームを探すなら、最初に42万円程度（目安家賃の6か月分）のお金が必要のなるということです。これに加えて、賃貸物件を借りる時には必ず指定の火災保険に加入しなければなりません。これが1～3万円（物件により異なる）。また賃貸から賃貸へ引越しでは、引き渡し問題などで一時期、新居、旧居の家賃を納めなくては7ならないケースがあります。その他にも、引っ越し費用や細々とした買い物など、引っ越しには思いもかけない出費が目白押し。予算には余裕を持って組みましょう。

まず「収入の3分の1」が家賃の目安

お部屋探しには地域、間取り、階数、周辺環境など、こだわりたいポイントはたくさんあるでしょう。しかし、まず最初に考えるべき点は家賃。「月収20万円だから、10万円の部屋でも大丈夫」と思っているなら、その考えはちょっと危険。家賃は収入の3分の1を目安にしましょう。そしてもちろん、家賃を見るときは管理費を含んで検討するようにします。すると、自ずと条件ポイントが絞られてきます。

物件探しの条件には順位を付けて

「都心に近い特急停車駅で、駅から近くて、オートロックの新築マンションで、3階以上で、2部屋以上あって、コンビニが近くにあって、ケーブルテレビがついていて、ペットが飼えて防犯もバッチリで家賃は絶対○万円以下」なんて言われたら、不動産会社は頭を抱えてしまうし、すべての条件にあった部屋などいつまでたっても見つかりません。希望する条件にあった物件を探すのは当然ですが限度があります。条件付きが地域の相場に合わなかったら別の場所で探すか、条件を減らさなければなりません。そういうと時に発揮するのが「条件の順位付け」。希望する条件に順位を付けて、現実と折り合いを付けることが大切です。

家賃上限を明確にする

予算は○万円台などと曖昧に幅を持たせて探していると、○万円の部屋よりは○万5000万円の部屋。もう2～3000円出せばもっと良い部屋になるなど、ついつい高い物件に目がいってしまい、当初の予算が大幅にアップというのも珍しくありません。でも、ちょっと待って。これは一時的な買い物ではないのです。家賃とは、そこに住む限り毎月支払う金額ですから、5000円違えば1年で6万円、契約時だけでも3万円程度の差が出ます。魅力的な物件を目のあたりにしたときに、「ちょっとくらい高くても」と思ってしまったら注意信号。物件探しはシビアに、自らを引き締めるポイントです。

専有面積と間取りをよく見る。

6畳+6畳の部屋と6畳+2畳の部屋。どちらも「1K」です。このように間取りは同じでも物件によって広さは全く異なります。また、和室の場合「京間」に比べて、いわゆる「団地サイズ」は畳が小さいので同じ畳数でも部屋は多少狭くなります。では、その違いをどこで見るか？ポイントはswン有面積です。20・30・とではその違いは歴然。わざわざ現地に行って比べるまでもありません。この他専有面積が広くても、変形した部屋では家具などを有効に置けず、結果狭くなることもあります。間取り図を見るときは想像力を働かさせて、ドアの開閉位置などにも注意してみましょう。

物件は必ず下見をする！

家賃も、間取りも、最寄り駅も希望通り。言う事なしで決めた！となっても、必ず物件の下見はしましょう。間取り図では広く見えても、実は天井に大きな梁が合って背の高い家具は置けないとか、窓は大きいけれど隣の壁に遮られて日が入らないとか、「静かでいいところ」だけれど、暗いので夜の一人歩きは危険など。現地に行ってみなければわからないことは多少あります。複数で住む場合は、入居者全員で見ることをおすすめします。とはいえ異常にベタベタしてラブラブぶりをアピールしたり、子供がドタバタ跳ね回るようでは印象が悪くなるので注意。そして下見をするときに必ず間取り図、メジャー、筆記用具を持ち、要所要所のサイズを測っておくと便利です。

契約時に必要なもの

物件が決まったらいよいよ契約です。申込をすると入居審査がありますが、契約に必要な書類は早めに揃えておきましょう。必要書類：住民票、印鑑証明、印鑑、収入を証明するもの（源泉徴収票、確定申告書、支払い証明など）＊必要書類は不動産会社によって違います。事前に確認しておきましょう。また契約にはかなりに時間がかかります。当日は時間に余裕を持って。